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  • 執筆者の写真Aki

セーフティを保って楽しむ

2日間ガイド仲間と川を下ってきました。今回も毎度おなじみSWEET PADDLEの石田もっちゃんとトップアマのケンジさん。 1日はツアーでも十分使えそうな楽しいダウンリバーの河川。

もう1日は落差が十分にあり岩も多く見た目からして難易度が高い河川。

それぞれ怪我なく楽しんで下ることができました。

文字だけ見ると後者の川のほうが難易度高そうです。前者の川はそれに比べるとリスクも低そうに感じてしまいます。でもリスクって川の難易度だけではありません。もちろん川の形状や落差だけではなく水量だって重要ですし、一緒に下るメンバー、そして使用するリバーカヤックの種類、メンバーが用意したセーフティに関するギア、レスキューの技術、挙げていけばきりがありません。そして一番は安全に対する意識の共有です。 今回は3人で行動しました。久しぶりにリバーカヤックを楽しむ方、つい先日痛い目にあった方、そして最近アクティブに動き回っている方、その時の気持ちもマチマチです。 その中で皆が納得、もしくは納得いく理由がありそれに同意できる状態を維持しながら下っていくことで安全に対する意識を近づけていきます。その意識は難しい川だけで発揮するのではなく、どんなフィールドでも意識することで、たとえ道具が変わっても、メンバーが変わっても柔軟に対応できるようになるのだと思います。


Photo by M-chan ここ数年、道具の進化により手軽にリスクの高いフィールドに行けるようになった気がします。『お手軽』という言葉だけが先行し、大事な部分が抜けていると感じています。休みの日の貴重な息抜きで楽しんでいる方が多いと思いますので、その中で怪我をしたり、もしくは死に至るような事が無いよう、我々ガイドは見えない場所で気を使っているはずです。

Photo by M-chan その気を使っているところを汲み取れなんて全く思いませんが、管理されていないフィールドを楽しむということは、非常にたくさんのことを考えないといけないということです。

プライベートでいろいろな川に行って楽しむ方は、せめてその時のメンバー全員で意識の共有をするよう努力してみてください。そこには経験が多い少ない、技術レベルが高い低いなんて関係ありません。いろいろな意見を聞いて想像力を高めていきましょう。

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